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看護師

みえ訪問看護ステーション 師長 

入社年度:2015年

(記事公開時点の情報です)

訪問看護ステーションにインタビュー part1

年々需要が高まってきている訪問看護師のお仕事。今回は、帰巖会みえ訪問看護ステーションの看護師長に「訪問看護」についてお話を伺ってみます。
【看護師長プロフィール】:
看護師として病棟勤務を経て、訪問看護ステーションに着任。訪問看護歴10年

はじめに、『帰巖会みえ訪問看護ステーション』の概要を教えて頂けますか? 『機能強化型』とは具体的にどういった特色があるのでしょうか?

はい。『帰巖会みえ訪問看護ステーション』は、大分県下でも数少ない“機能強化型”の訪問看護ステーションです。24時間対応が可能で、専門研修を受けた看護師達が在籍しているため、利用者の皆さまがいつでも安心して質の高い看護を受けられるのが特徴です。

私たちは、病気や障害をお持ちの方が“住み慣れた場所でその人らしく暮らせる”ようサポートすることを大切にしています。
具体的には、ご自宅への訪問で、その方の病気や障害に応じた病気の予防から、病院と同じような医療処置まで行い、“自宅で最期を迎えたい”というご希望にも寄り添った看護を提供しています。

かかりつけ医の指示などで依頼を受けると伺いましたが、具体的にどのような疾患や障害をお持ちの方が主に利用されているのでしょうか?

はい。当ステーションでは、神経難病やがん、呼吸器・循環器・消化器の病気、先天性の疾患など、本当にさまざまなケースに対応しています。年齢も小児からご高齢の方まで幅広く、障害の有無にかかわらず、かかりつけ医の指示があればどなたでもご利用いただけるんですよ。

また、皆でサポートをスムーズに行うため、定期的に勉強会を開いたり、スタッフ全員で情報共有を徹底して、知識や技術を常にアップデートするよう心がけています。

具体的にはどのようなケアを提供されていますか? 病院での看護と比べて大きく異なる点があれば、ぜひ聞かせてほしいです。

はい。当ステーションでは、主治医と密に連携しながら、利用者の心身の状態に合わせた身体的・精神的な看護はもちろん、必要に応じた在宅ケアや関連機関との連携も行っています。利用者のご希望に沿った療養生活が実現できるよう、さまざまな支援や調整を行っているんです。

病院との一番の違いは、訪問時間内で一人ひとりの利用者さんにじっくり向き合えることだと思います。ご本人やご家族に寄り添い、その方が望む暮らし方をしっかりサポートできるのが、訪問看護の魅力ですね。

具体的な看護内容としては、たとえば下記のようなケアを提供しています。
・健康状態のアセスメント、日常生活支援心理的な支援、家族や介護者への相談・助言
・医療的ケア、病状悪化の防止(予防的看護)、入退院時の支援
・認知症や精神障がいをお持ちの方の看護、リハビリ看護、医療的ケア児の看護
・在宅での看取りケア

これらを通じて、利用者さんが“自分らしい生活”を続けられるよう、一緒に考えながらサポートしています。

1回あたりの訪問時間や週・月に何回くらいの訪問が多いのでしょうか? また、夜間や緊急時の呼び出しにはどのように対応されていますか?

はい。1回あたりの訪問時間は30分・60分・90分未満など複数の区分があり、これは介護保険や医療保険など“利用者のケアプラン”に合わせて決まります。訪問の回数も、利用者さんやご家族のご希望を伺いながら調整していますが、病状や状態によっては毎日や同日に複数回お伺いすることも可能なんですよ。

また、夜間や緊急時には24時間対応ができる体制を整えており、オンコールの看護師がいつでも待機しています。万が一の際にはご連絡いただければ、速やかに対応できるようになっています。さらに、母体のみえ病院は救急病院として連携体制も整っていますので、私たちも安心して待機できているんです。

利用者さんに接するうえで、特に大切にしていることや心がけていることはありますか?また、“やりがい”を感じたエピソードがあれば教えてください。

はい。私たちは、疾患や障害を持ちながらも安心して“その人らしい暮らし”ができるよう、一人ひとりを尊重したケアを心がけています。また、利用者さんに寄り添い、“一番身近な頼れる存在”になれるように、信頼関係を築くことを大切にしているんです。

実際に訪問した際、『来てもらうと安心する』『訪問看護をお願いして本当によかった』といった言葉をいただくことがあり、そのたびに大きなやりがいを感じますね。利用者さんやご家族の“不安”が少しでも軽くなるようサポートできるのが、訪問看護の魅力だと思います。

最後に、『みえ訪問看護ステーション』だからこそできるサポートや、利用者様に選ばれる理由を教えてください。

はい。まず、24時間対応が可能なことから、体調面の不安や急なご相談・臨時の訪問が必要になった際にも、時間を問わず柔軟に対応できるのが大きな強みです。さらに、専門研修を受けた緩和ケア認定ナースや特定行為研修修了ナースが在籍しており、ご希望に応じた在宅看取りや褥瘡(じょくそう)処置なども迅速かつ適切に行うことで、早期の症状改善やご本人の負担軽減につなげています。

また、私たちは“住み慣れた場所でその人らしく暮らす”という想いを大切にしながら、お一人おひとりの希望や生き方に寄り添った看護を心がけています。病気や障害があっても、その方らしい暮らしを続けていただけるよう、医療面だけでなく精神面・生活面も含めてトータルで支援しています。

母体である帰巖会の医療・福祉ネットワークを活かし、医師や薬剤師、リハビリ職、ケアマネジャーなど多職種との密な連携を図れる体制が整っていることも、『みえ訪問看護ステーション』ならではの強みです。看護師一人ではなく、チームとして包括的な支援を行うことで、より質の高い在宅ケアを実現できていると感じています。

これからも、利用者さんやご家族に『ここにお願いして本当によかった』と思っていただけるような、心のこもった看護と支援を届けていきたいです。



地域の方々の“暮らし”と“想い”に深く寄り添う訪問看護の魅力を感じていただけたでしょうか?

・利用者さんのために力を尽くしたい
・幅広い看護経験を積みたい

そんな想いをお持ちの方は、ぜひ「帰巖会みえ訪問看護ステーション」に一度見学にお越しください。

『一人ひとりにじっくり向き合い、人生に寄り添う看護』を一緒に実践しませんか?
皆さまのご応募を心よりお待ちしています


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