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理学療法士&作業療法士

回復期リハビリテーション病棟  

入社年度:2019年&2022年

(記事公開時点の情報です)

回復期リハビリテーション病棟のお二人にインタビュー

インタビュアー(以後 I):今日は、回復期リハビリテーション病棟のお二人に来ていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。では、それぞれ自己紹介をお願いします!

PT-Kさん:入職5年目の理学療法士です。趣味は釣りと映画鑑賞です。リハビリ業務の他に、どのスタッフがどの患者さんに何時から入る等の回復期リハスタッフのスケジュール作成を担当しています。今日はよろしくお願いいたします。
OT-Iさん:福岡県出身、入社2年目の作業療法士です。趣味は本を読むことで、漫画が多いです。1年目の新人スタッフの指導係をしています。よろしくお願いします。

Ⅰ:ありがとうございます。まず、帰巖会に入職したきっかけを教えてください。

PT-Kさん:僕は実習がきっかけで、帰巖会の明るい雰囲気に惹かれました。実習中は、職場全体がとても明るく、患者さんたちもリハビリに積極的で、若い世代が多くてみんなで切磋琢磨しているのが印象的でした。先輩たちも明るく丁寧にレポートや指導をしてくれて、ずっと安心感がありました。スタッフ同士の和やかな雰囲気や、一人ひとりのスキルアップを大切にする姿勢が、就職を決める大きな魅力になりました。

OT-Iさん:僕は強化実習で急性期に約3週間お世話になったんです。そのとき、今も頼りにしている回復期のOTさんがスーパーバイザーとしてしっかりサポートしてくれて、多職種との連携もスムーズでした。患者さん一人ひとりに向き合いながらリハビリを進める姿勢に、現場全体が本当に大切にされていると感じました。明るい雰囲気のおかげで誰とでも接しやすかったのも良かったですし、独り暮らしにチャレンジしたいという個人的な思いもあって、実習で感じた良さを頼りに帰巖会に応募することにしました。

Ⅰ:引っ越してきて、一人暮らしはいかがですか?

OT-Iさん:いいですね。福岡からこちらに引っ越して2年経って、三重町あたりはもうマスターできたかなと思います。散歩も好きなので、晴れた日はアウトドアや職場の仲間と遊びに出かけています。学生時代は周りが独り暮らしばかりだったのに、自分は実家暮らしだったので、今の一人暮らしをとても楽しんでいます。自分でできることが増えたので、新鮮な地元の食材を使って料理するのも気に入っています。

Ⅰ:入社から今の様子など教えてもらえますか?

PT-Kさん:入社1年目と2年目は外来リハビリで勤務して、3年目からは回復期を担当しています。外来では、週2回という限られた時間で必ず効果が出せるよう即効性のリハビリをしっかり学びました。回復期は1回1時間×3回のたっぷりある時間で、外来で学んだ即効性に加え、徐々に良くなっていくリハビリにも取り組んでいます。外来は患者さんと1対1ですが、回復期ではまずリハスタッフがOTさんと2人で組み、脳外ではそこにSTさんが加わって3人で1人を対応します。もちろんナース、ソーシャルワーカー、栄養士、介護保険をご利用の場合はケアマネジャーが付き、ご家族も一体となって患者さんの退院支援に取り組むので、チーム医療の現場が学べるのが魅力です。

OT-Iさん:去年が1年目の新人だったんですが、新人教育の中でベテランの先輩と、去年新人だった1つ上の先輩のお二人がついてくれて、たくさん教えてもらいました。12月には大分県での症例報告会があり、そのためにプリセプターとしてその2人がしっかり指導してくれ、リハビリの内容や知識を親身に教えてもらいました。回復期の現場は、本当に上下関係なく誰とでも親しみやすい雰囲気です。今は自分も2年目なので、1年目の指導を担当しています。指導者として、さらに知識を積み重ねなければならないという実感があり、自分自身もスキルアップできる環境だなと感じています。

Ⅰ:チーム医療で気をつけていることはありますか?

PT-Kさん:関わっている人数が多いので、情報伝達が必須になりますが、少しでも情報の食い違いがあると間違った情報が広がっていって事故に繋がるので、必ずリアルタイムでそれぞれが「正確」に情報伝達しあって、退院に向けて今後どのようにしていくか、何がベストかというのを、「チーム」でしっかり話し合いをおこなっていくっていうのを大切にしています。

OT-Iさん:回復期だと、PTとOTで組むことが多いですが、僕が特に大切にしているのは、退院後に患者さんが自宅で安心して過ごせるよう、環境調整をすることです。たとえば、トイレでの動作やお風呂の使い方、調理される方の場合は調理台に長時間立っていられるかなど、実際に患者さんと一緒に自宅を訪問し、各所の問題点を洗い出しています。その上で、生活がしっかり整うようにサポートしています。

Ⅰ:お二人にとってのやりがいを教えてください?

PT-Kさん:リハビリでは、最初に患者さんを評価して、そこに対しての治療をして効果が出たときが一番のやりがいですね。何より、退院時に笑顔で『ありがとう』や『あなたのおかげで良くなりました』と言ってもらえると、やっててよかったなと実感します。あと、ここは総合病院なので、外来から回復期病棟、介護保険のリハまでいろんな部署を経験できるんです。それぞれで勉強も必要ですが、いろんな患者さんと接することでスキルアップやコミュニケーション能力の向上につながり、それもやりがいの一つかなと思います。

OT-Iさん:僕の場合、退院前に『あなたが担当でよかった』だったり、頼りにされることがやっぱりセラピストとしてのやりがいを一番感じる瞬間です。
OTとしてのやりがいは、PTと少し違って、日常生活や自宅の状況に着目しながら応用的なリハビリを行う点が特徴ですね。僕が結構モノ作りが好きで、寝たきりの方の離床時間を出来る限り確保したい目的も含めて、事前にその患者さんから普段何をされていたか、何をするのが好きだったのか情報収集して、一緒にモノを作るという作業もとても楽しく、やりがいを感じます。

Ⅰ:あなたにとってのリハビリテーションとは? *情熱〇陸のような質問ですが、、

PT-Kさん:その人の未来を担うものなので、その人の未来を作って、その後支えていく仕事だと思います。
OT-Iさんリハビリテーションとは、人の人生に寄り添える仕事かなと思います。

Ⅰ:今後の目標を教えてください

PT-Kさん:僕がまだ苦手な脳外の分野を克服して、更なる治療効果を求めていきたいと思っています。得意な整形疾患の分野、特に膝関節はもっと知識を広げたいですね。それに、情報伝達の面でも多職種との連携を強化して、患者さんが退院する時のサポートをより良くしていきたいと思っています。現場では患者さんの状態がどんどん移り変わる中、脳外は特に著しく、回復具合は最初の3カ月が勝負です。その期間中に治療効果を高めるため、文献やEラーニング、インターネットの情報、著名な先生たちの授業、そしていろんなZOOM会議などからしっかり情報を吸収し、患者さんに合った治療法や細かい部分でのスキルアップを目指していきたいです。

OT-Iさん:回復期では、整形は骨折の方や脳卒中は脳外の方が多いですが、個人的には脳外の知識レベルを上げたいと思っています。自分でも教科書を読んだり、脳卒中に詳しい先輩たちに聞いたりしながら、実践を通じて学んでいければと考えています。入職して外来で2年、回復期配属で3年の経験を積んできましたが、いずれは介護保険分野、通所やデイサービスにも関わる機会があれば、その経験も活かしていきたいです。知識を積んだからこそ、どんどん頼りにされるセラピストになることが、僕の今後の目標です。

Ⅰ:では最後に、後輩へのメッセージをお願いします

PT-Kさん:帰巖会は、新人研修や業務内研修もありますし、スキルアップっていうのは必ずできると思うので、そこらへんの心配は全然いらないかなって思います。地域柄かもしれないですけど、接しやすい患者さんがとっても多いので、リハビリも問題なく進めていけるんじゃないかなと思います。先輩たちも優しい方が多いので、ぜひいらしてください!
OT-Iさん:最初1年目の時には緊張したり、どうしていいのか上手くいかないこともあるかと思いますが、誰のためにリハビリをやるのかというのは、やっぱ患者さんのためにやることだと思うので、先輩関係なくジャンジャン質問していただければ!みんな優しく接してくれて、誰も断ったりするような環境ではないので、気軽に質問してきてください。そのためにも、僕たちもどんどん勉強していこうかなとおもっているので、ぜひ見学とか実習にきてもらいたいです!



社会医療法人帰巖会 リハビリテーション部は、病院実習、病院見学会を随時しています。
ぜひ、気軽にお申込みください。お待ちしております!


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